お墓参りってなんのためにあるの?
日本に住んでいる私達のほとんどの方が、一度は誰かのお墓参りをした経験をお持ちではないでしょうか。
ご先祖のお墓参りはもちろんですが、関東屈指の人気観光地としても有名な日光東照宮の奥宮は、拝殿、鋳抜門、宝塔で構成された徳川家康の墓所としても有名ですので、参拝された経験がある方も多いのではないでしょうか。
また、近年の御朱印ブームは記憶に新しいですが、偉人・有名人などのお墓参りのため、全国を巡ることを趣味とされる方達を指して、「墓マイラー」なる言葉もあるようです。
日本の文化において、お墓参りとは故人を偲び、敬意を表すとともに、ご先祖を供養するための重要な儀式として過去数世紀に渡って受け継がれてきた行事ですが、最近ではご先祖のお墓参りをする機会が以前よりも減ったと感じてらっしゃる方は意外と多いのではないでしょうか。
特にここ数年の新型感染症による様々な影響のなかで、外出を控えるという過去に経験したことの無いような社会活動の制限は、お墓参りや法要などにも大きな影響があったと思います。
ご家庭に位牌など置かれてる方も多いと思いますが、やはりご先祖が眠られているお墓に足を運ぶことで、普段忙しくて故人やご先祖のことに思いをはせる時間が少なくなっている現代の慌ただしさから少し離れる時間が出来るのは、お墓参りを通じたご先祖からの一つの贈りものと捉える事ができるかもしれません。
ひとつ印象に残っている話があります。
今は引退されたある芸人さんが話されていたことなのですが、仏教でいう拝む行為というのは、拝む人の心のなかに仏さまが宿るという話でした。
芸人さんですので例えは少し乱暴でしたが、ギャンブルなどで負けた人がお墓参りに行こうとは思わない。そのような、心が乱れているような時にお墓参りに行こうと思う人間はいないといいます。
ただ、そのような人もある日突然、長いことお墓参りに行っていないな。お墓参りに行こうかと思う瞬間がある。その時の心は穏やかであり、実際にお墓にまで足を運ばなかったとしても、その気持ちには意味があるとおっしゃってました。
また、仏壇の中には仏像や位牌を置き、花もお供えしてある。しかしそのお供えされている花は、仏像から見た花や葉は裏側であり、拝む人に向かって供えてあると。
手を合わせ拝むその瞬間、心が穏やかになる時、心の中に仏さまが宿りそこに極楽があるというようなお話でした。
お墓参りというと、ご先祖さまに向かい崇拝と敬意の表現といった行事なのは勿論ですが、其の実わたし達自身の心のためにもお墓参りをするのかもしれません。
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